華の色

5人の嵐と4人のNEWS

二宮和也×落合陽一


9月1日(土)22:00〜
NHKで『SWITCHインタビュー 達人達』なる番組が放送されました。

今回の達人は、嵐・二宮和也と現代の魔術師と謳われる落合陽一さん。



先日、「そろそろ録画容量も少なくなってきたし何か観てから寝るかなぁ」と超絶緩〜〜〜〜〜〜〜い気持ちで選んだこの番組。
これがまぁ、とびっきりに面白かった。
一通り見終わったところでもうすっかり頭が冴えてしまって、すぐさま2回目をリピート。久々に番組を見ながらメモを取って、今日は日がな一日このことについて考えていた私生活ダメダメなおたくです。。



なにがすごいかって、とにかく頭が良い人同士の会話はヤバい。言葉のラリーがとにかく早くて、明確。1聞かれたことに10で返して、さらに100で質問を返すと1000で返答がくるかんじ。(分かります?)
一瞬気が緩んだだけで、もう話についていけなくなっちゃう。私、少なくとも3回は「録画してて良かった〜巻き戻せる〜」って思いました。(笑)


もともとニノは、とても頭の良い人で。相手の懐にするりと入って、その人の本質を見定めるのがうまいイメージ。
そして落合さんは、現場に立つ研究者。物事を俯瞰的かつ長期的に捉える力を持っている方なんだなぁと、番組を見て思いました。

初めましてではないこともあってか、ふたりの特性がよく表れたインタビューだったなあと。

本当にとてもおもしろかったので、自分のまとめ用にもいくつか内容を抜粋していきたいと思います。
ちなみに、8日(土)午前0時(本日深夜)〜再放送があるので是非見てください!!!!!



さまざまな肩書きを持つ男

大学の教授、研究者、経営者などさまざまな仕事をする落合さんを紹介する見出し。

落合さんはもちろん、ニノを含むその他一線で活躍している多くの芸能人も「さまざまな肩書きを持つ人」だなと思いました。そしてまた、今の世の中で何かひとつの肩書きだけで活躍する人は稀有なんだろうなぁということもぼんやり思いました。

例えばニノなら、嵐でもあり、俳優でもあり、ゲーマーでもあり。そもそもジャニーズ自体が、歌手・ダンサー・舞台俳優などの肩書きをもつ文化だと考えられるし、コンサートが行われることで演出家や脚本家、映像担当、照明技師、音響担当、本当にいろんなことができるようになる。私なんかは真っ先に潤くんの顔を思い浮かべてしまいました。プロフェッショナルか否かの境界線を決めることは難しいけれど、受け手としては、ジャニーズはどの分野においてもハイレベルなパフォーマンスを提供しているよ!と自信を持って伝えたい。




ワークアズライフ

「仕事と趣味と私生活の垣根がない」という落合さんの生活スタイル。
ニノもなるほどねぇ〜って顔で聞いてましたが、それはもしかしたらニノも限りなくワークアズライフに近い感覚だからなのかな?

私は常々、ニノは「生きていく上で必要なものが少ない人」なのかなーと思っています。
風邪をひかない程度の衣食住、ゲーム、気心の知れた幾人かの友人、嵐、相葉くん、仕事、こんなもんなんじゃないかな。これは数の多さが生活の豊かに比例するとかいうわけでは決してなくて、「これがあれば何とかやっていけそう」っていう、個人のキャパシティの具合だと思うのです。ニノはなんだかんだお仕事が好きな人だと思うから、そういう意味ではワークアズライフを過ごしていそう。

それに、世間に顔を知られているという点では、どこにいても「嵐のニノ」というワークがくっついてくるよねぇ……





才能の可視化

これは言われてみてハッとした。

私ずっと、若い子たちの間で流行ってるアプリとか「全然知らない人のよく分からない踊りやや加工動画を見てなにが楽しいんだろう?」って思ってたんですけど、それは私が常日頃ある一定のステータスや華やかさ、特性を持った芸能人を見ているからで、基準がそこになってるからだって気付かされました。

ジャニーズという文化は、小さな男の子たちが一生懸命努力して成長していく過程を共に辿ることができるのが特徴で魅力だというのを以前どこかで読んでなるほどな〜と思いましたが、今や誰もが、誰かを応援したいという意思を簡単に表明できる世の中になったということなんでしょうね、奥が深い…。


他人の好きなものも、自分の好きなものも簡単に推していけてしまう世の中だからこそ、単なる意見の押し付け合いにならないようにしなきゃなぁって思います。もちろん自分も含めて。

SNSが発展していくことで、自分と他人の境界線がどんどん曖昧になっているんだろうなあ。









「恥ずかしい」という感覚

ここからはニノサイドの視点から。

というか、これはニノにたいする私の印象。

ニノって、昔から俯瞰的で鋭い視点の観察眼の持ち主だとメンバーも言うように*1、めちゃくちゃ人を見てるし、たぶん自己分析もうまい。その視点はバラエティーのボケツッコミにも遺憾なく発揮されているし、俳優業が途切れないのも納得できます。(演技は全然分かりませんけど、自分の演じる役と他者との距離感を撮る側から考えられる力が必要なんじゃないかと思うから。その点でニノは、制作サイドがすごく働きやすい人のように思います。*2
常にシンプルでフラットで、好き嫌いがはっきりとしてる人なんだろうなぁって。先ほども言ったように、自分に必要なものを確実に取捨選択できるように思えます。

そんなニノの使う「恥ずかしい」って、多分それ以上でもそれ以下でもないんですよね。
もう20年以上も人前に立ち続けて、それでも恥ずかしいと思う瞬間があるなんて、そこがニノの優しさなんだろうなー。






何よりも誰よりも貴重な場

「ライブは特殊な空間」
「ちっちゃい町くらいの人が集まって同じ方向を向いていることが、解明できないけどものすごいパワー」
「集中して(こちらを)見るときのパワーは演者からしても疲れない」
「不可解なことがいっぱい起こる」
「こんな場所はここしかないんだ」
「ここは夢の国なんだと自分たちが思わないと」

等々、ライブの存在意義をたくさんの言葉で表そうとしてくれたことにジーンときました。
そうなんだよねえ。本当によくわかる。


ライブ会場に入って自分のいる席から会場を見渡したときの、あの胸がいっぱいになる感覚。いつも泣きそうになります。
ライブ中、見渡す視界にはステージに立つ彼らを好きな人しかいない。その熱量はやっぱり何にも代え難い熱さです。それを同じように思えていることがすごく嬉しくて、ニノと思いっきりハグしたい衝動に駆られました。(ヤバい奴)

あの日、3年前のあの日に聴いた愛言葉は、きっとその音楽だけではダメで、真っ白に揺れるペンライトの海の中で聴いた愛言葉だったからこそ、私がNEWSを好きになるきっかけになってくれたんだなあとも思いました。



嵐がハワイで行った15周年ライブをNHKが密着してくれたことがあります。その初日、ライブ中にニノが腰を痛めてしまい、立つこともままならないような状況の中それでも最後までステージに立ち続けた姿が放送されました。そのライブに参加していた、パブリックビューイングを見ていたお友達はニノの若干の違和感には気付いたものの、その密着がなければニノの痛みは知らなかっただろうと言っていました。
後日収録されたインタビューの中*3で、ニノはそのライブに関して「お金を払って観に来ているのに、演者の都合でパフォーマンスのクオリティが下がることは許されない、俺だったら嫌」と話しています。お金に敏感なニノのキャラクターらしいと言えばそれまでですが、この人はそれだけ嵐のライブパフォーマンスに自信と魅力を感じているんだなあと、強く思いました。今回のインタビューを聞いて、その思いはきっと間違ってなかったんだなとあらためて感じました。







いくつか簡潔にピックアップするつもりが思ったより長くなっちゃった…。

まだまだおもしろい、興味深いトピックがたくさんあるのですが、もう私の語彙文法力の限界…。四の五の言わずとにかく見て感じてほしい!



SWITCHインタビュー 達人達(たち) 「二宮和也×落合陽一 」 NHKで本日深夜0時〜放送です!!!!!



SWITCHインタビュー 達人達(たち) - NHK

ホームページ内の「ここだけの話」も是非読んでみてください!!!
ファンとして嬉しい言葉尽くしです。

*1:嵐の自己紹介曲「La tormenta 2004」の歌詞より

*2:本人も、デビュー前は海外に留学して演出などの裏方の勉強をしたかったと言ってるし

*3:ARASHI BLAST in Hawaii 特典映像に収録