華の色

5人の嵐と4人のNEWS

想いがONE〈ひとつ〉になる


が好きだ。


何にも動じない強さと静けさ、そしてすべてを受け入れてくれる優しさを持つ青が好き。




青という色には個人的にいろいろな思い入れがある。


ひとつは、海だ。
どちらかといえば、海が好きだから青が好きなのかもしれない。

海のそばに住んでいるわけではないけれど、何かと縁があって自分に欠かせない場所のひとつだと思っている。受験生だった頃なんかは、通学の電車のなかで突然しんどくなってしまうと途中下車して近くの海辺に立ち寄ったりしてた。それはもう立派にダメダメな受験生だったんだけど(笑)、ダメ受験生なりにも思うところはたくさんあって、忙しい日々のあいまにじっくり自分と話し合う時間を持てる大切な空間だった。


海は見るだけじゃなくて、泳ぐのも好き。

ちょっと沖に出て何もせずただ浮かんでいると、聞こえるのは波の音、見えるのは空と太陽だけ。すごく落ち着くと同時に、このまま誰にも気付かれず遠くへ流れ着いてしまうんじゃないかって考えが頭をよぎる。怖くなって浅瀬まで戻った時に足の裏に感じる砂浜の心強さ。

青はよく、心を落ち着かせる効果があると言われる色で勿論そうであることが多いんだけど、ときどきあの怖さを思い出します。怖いならやめればいいのに、って自分でも思うんだけど止められない。不思議な感覚。きっとあの怖さから逃げたいと思うエネルギーが、生きてく上で必要なんだろうなあ、と思ってる。


そういえば、嵐の大野さんのメンバーカラーが青だと知った時も不思議な縁を感じたな。
好きな人が好きなことを自分も「好き!」だと自然に言えることがどれだけ嬉しいことなのか、大野さんにはそんな幸せをたくさん教えてもらってます。つくづく青が似合う人。





とにかくそんなわけで、『』は私にとって特別な色である。


なかなか歌いこなせなかったLPSをようやくマスターした頃、NEWSの次の新曲が『BLUE』だと知ったときもすごく嬉しかった。NEWSは良い音楽を聴かせてくれる人たちだから、この曲も好きになるだろうという自覚もあった。


初めて聴いたときはずいぶん日本を応援するなあ(笑)と。W杯のテーマソングなんだからそりゃそうなんだけど、サッカーに疎い私には(良い意味で!笑)面白く新鮮だった。
和楽器アイーダを組み込んだアレンジが聴けば聴くほど好きになるし、歌詞と歌割りのフィット感が抜群!NEWS最高!ってBGMで小さく流れる音を必死で聴きながら思っていた。

何よりも、想像されたBLUEが真っ青な空やパステルブルーというよりかは、強く深い青、私の好きな海を思い起こさせるところが大好きだった。早くフルで聴けないかなぁ、パフォーマンスされないかなぁって毎日ワクワクしていた。



その機会はなかなか思うようにやって来なくて、ようやくその姿が見れたときも100%素直に喜べない自分が悔しかった。本当はもっとたくさんの人にこの曲が、NEWSの魅力が伝わるはずなのに、って思ってしまう自分が寂しくて、録画した番組もあまり見返さずにいた。


ぶち上がるように楽しめたのは味の素の15周年ライブのとき。ステージに立つ4人を見て、歌声の力強さに圧倒されて、嬉しくて視界が滲みそうになるのをぐっと堪えて。やっぱりこうでなくちゃ!と思ったことを覚えている。



そして先日、ベストヒット歌謡祭で青い衣装に身を包んだNEWSが画面に映った瞬間、自分でも訳が分からないのだが突然涙が溢れて止まらなくなった。

ちんまりくっつく4人に「可愛い…っ!」と頭を抱えているときも、髪色少し変えたテゴちゃんにキュンキュンしてるときも、前髪払ってるまっすーにキュンキュンしてるときも、しなだれかかるコヤテゴの横でさらっと微笑んでるシゲに心奪われてるときも、特に慶ちゃんの心底楽しそうなお顔が映ったときがピークで涙がボロボロ溢れてきてプチパニック状態。涙が止まらないのに途中で冷静になっちゃって自分にドン引きしてしまうくらい…。

そんなんだったから、初見での「生きろ」やその後のちょっとしたトークのことはほぼ覚えていなくて、KちゃんNEWSでコヤマスが話しているのを聞いてようやく見返しました。全然気にならなかったけど、言われてみれば確かにほっそーい台形だったね。笑



あらためて振り返ってみると、あの涙は安堵感からくるものだったなあと思います。

NEWSのパフォーマンスが好きで、私自身がその魅力に目を奪われたひとりであったから、無意識のうちに「こんなNEWSを見てほしい!知ってほしい」と勝手な理想を描いてしまっていたんだと思う。だから、そうでない形でのパフォーマンスを見ると勝手に寂しくなってしまってた。大好きになれた曲だからこそ、もう私の見たいBLUEは見ることがないのかな?って勝手に想像しすぎてたのかもしれません。


ベストヒット歌謡祭で見た慶ちゃんの笑顔は、本当に本っ当に楽しそうで、見ているこっちもニコニコしちゃうくらいで。
「あぁー、私の好きな慶ちゃんだ!」って思えたら、今までのことがぜんぶ優しくまあるくなってくかんじでした。トゲトゲした気持ちも、実は感じていた悔しさも寂しさも、消えたんじゃなくて、一体化して綿あめに包まれたみたいに丸くなった。そこにいるのは紛れもなく私の好きな慶ちゃんで、私がいちばん魅力的だと思う笑顔でいたから。それがすべて。止まらなかった涙は、きっと心のデトックス効果によるものだったんだろうな。






BLUE希望 の曲だ。

それと同時に 希望に立ち向かう 曲でもあると思う。


希望が指し示すのは、他人からのノルマや期待、プレッシャー、自分自身が課す理想や目標。

簡単に振り払えるものではなくて、でも背負いすぎると身動きが取れなくなってしまう。
誰もがいつだって、歯をくいしばって信じる何かを握りしめて立ち向かっている。

悔し涙や嬉し涙のその先に見えるのは、魂のBLUE。揺るがない強さ。止めない歩み。


自分の『好き』を信じられる強さを、身を持って体感した出来事でした。

あのパフォーマンスを見ていた誰かに、NEWSの強さが、BLUEの強さが伝わっていたら嬉しいなあ。きっと伝わってるだろうな!

EPCOTIA ENCOREでも聴きたいなあ〜。ドームでみんなでタオル振り回したい!
ベストアーティストも出るもんね!何歌うのかな?楽しみー♡



いつもいつも、音楽の楽しみを教えてくれてありがとう。